小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

マイノリティとして生活すること

今週の火曜日にバルセロナで初のコロナウイルス患者が発生してから、ここ3日間でだんだんとバルセロナに変化を感じています。スーパーの米が品切れになっており、危険国の認定(日本は含まれました)など、街には若干ですが緊張感が出てきています。

 

ドイツと比べてバルセロナはあまり東洋人だからといってジロジロ見てきたり、ヒソヒソ話をされることは少ないです。それはバルセロナの好きなところでありました。

 

まだ私は直接何かの被害にあったということではないのですが、嫁と嫁の友人(韓国人)がちょっとした冷遇を受けているようです。

 

一緒に歩いていた時に、工事現場のおじさんに「中国人中国人」と言われたみたいです。嫁の友人は果敢に言い返したそうですが。

また、レストランに入った時は周囲は会話を止めて警戒しながら見てきたそうです。ただ、2人の共通語がスペイン語なので、その様子を見て警戒はしなくなったようですが(おそらくこっちに住んでいる人と認識してもらえたのでしょう)。

 

バルセロナではないのですが、僕らは先日アテネに行った時はベビーカーの人にあからさまに避けられたり、シッシッとやられていたそうです。(自分は気づかず、嫁だけ気づきました。自分はなんとも鈍感・・・。)

 

日本にも自分が慣れいない物事に対して固定概念と偏見でゴリゴリに固まっている人はどこにでもいますが、国関係なくそういう考えで行動をとる人がいるので仕方ないですね。

 

逆に、多感な時期に国民のなるべく多くがマイノリティとして生活する経験をするべきなのではと思います。イチローさんも昨年の引退会見で同じようなことをおっしゃっていましたが。