小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

スペインに住んで模擬体験した3つのこと

スペインのアパート(特に安い家賃のところ)は過去にも投稿したとおり、とんでもないことがたくさん起こります。笑

バルセロナはここのところ3日連続雨がふりました。天候のいい街だけに、雨が降るだけでいろんな問題が発生します。今回は家の水道管が壊れ、全く水が出なくなりました。流石に水が出ない中2日生活するのはきついです。トイレ事情など、こういう場ではかけないことも経験しています。

さて、今回色々経験する中で、スペインに住んで3つの非常事態の練習(模擬体験)をすることが出来ていることに気が付きました。

1. 事件
人がテラスから落ちて、アパート全体が早朝に叩き起こされました。なぜかパトカーと救急車、消防車の三つ巴で、消防隊員が自分の部屋をバンバン叩いて起こしてきました。きっと日本でもマンションで重大事件がおきたらこんな感じなんだろうなという体験をしました。

2.戦争
10月は家の周りはカタルーニャ独立派のデモ隊による放火で炎につつまれ、我が家の前の通りが警察とデモ隊の衝突の現場になりました。何かの爆発音や人の悲鳴や叫び声、ゴム弾の音など生々しい音が連夜続き、平和の大切さを学びました。といっても、日が出ている時間は平和だったので、本当の戦争の状態に比べたら甘いものです。とはいえ、模擬体験にはなりました。

3.災害
定期的な停電や水道管がの問題があり、ガスも(プロパンガス)も度々機能しなくなります。インターネットも時々故障して、ネットの会社に連絡したりしています。ライフライン、インフラが整わない状態だとどう生活に影響があるのかを思い知らされました。



そして今日はボロボロの服(これはいつもですが)で、大量の袋をもってコインランドリーにいき、シャワーを浴びるためにジムに行っています。夫婦ともども頭はボサボサ、服はボロボロなので、通りすがりの人からは明らかに避けられています。笑

上記の事は、もう少し経済的に余裕があったり、住む地域を変えたりしたら状況は変わっていたかもしれません。
経済的に豊かではない人がなぜ肥満になるのか、なぜ学習や生産的活動に時間が割けないのか、という負の循環についても体験の中で改めて考えさせられました。

でもこうサバイブする中で経験した事は貴重ですし、その中でスペイン語(最近はだんだんカタルーニャ語も聞けるようになってきました)で生きる力をつけられているように感じます。といってもほぼスペイン語は嫁に任せてしまっているのが実情ですか。。

さて、我々の家の水道はいつ直るでしょうか。