小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

海外へのMBA留学では学べなかった(できなかった)7個の事

1、最後まで自分に強い自信が持てなかった

・やはりスーパーマンではない。

・根本的に自分の性格は大きく変わらない(中心に行きたくない症候群)。

 

2、日本での現場のコミュニケーション力とアウトプット力は身に付けられなかった

・忖度と人間の距離感が難しい日本でどれだけ物事を正確に伝えるか。

・世の中に何か影響を与えるには社会でアウトプットをする必要がある。

 

3、学んだハードスキルの身につき度合い・使える度合いは正直わからない

・当然最低限のことはわかっている。

・短期間で詰め込んだことは忘れるが調べればすぐ使える。

 

4、発想力の無さが解決されていない(逆に助長されている??)

・デザイン思考など、論理的にアイデアを出してもありがちな問題解決策が出てしまう。

・少し学んだ人であれば誰でも思いつくことしか浮かんでこない。

・しかも実用的でない頭でっかちなアイデアを言ってしまうことも。

 

5、英語の壁はいつまで経っても聞けない

・次の英語の壁(少人数・日本やアジアに理解のある人は問題ない。大人数のネイティブ同士の議論や自由奔放なラテン人やインド人、バーなどの賑やかな場での会話は至難)。

・正直勉強については日本で日本語で授業を受けたり本を読むほうが圧倒的に学びが多い(ハードの面では)。

・ケースも、外国人生徒が大体ものすごいスピードで意見をいうため対応が後手後手。

 

6、家計の限界を迎えた

・金銭的に厳しく、訪問するのを諦めたところや行くのを諦めたものも多い。(我が家の帰国時の全財産は約200ユーロ。。。)

 

7、外部要因のコントロールはどうやっても難しい

・経営戦略でも自分個人の人生でも、外部要因の変動リスクについてはある程度把握をするべき。

 

 

残念ですが、学校の授業で学ぶことは「よくよく時間をかけて考えたら自分でも思いつくフレームワーク」であったり、「振り返って言葉にまとめると、意外とあっけない一言で片付いてしまうほどの内容」であったりします。

そして欧州でこれまで現地の企業のマネジメント層とやりとりをする機械に恵まれましたが、MBAホルダーに対しては「パフォーマンスがいいかどうかその人の性質次第」というのをもっともよく聞きました。

要はこれからが大切です。