小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

バルセロナで散髪

散髪について書くなんて自分でも想像だにしませんでした。そもそも今時の人は散髪じゃなくて「カット」とか言ったりするのでしょうか。

私はファッションや服装にあまり関心がありません。当然ある程度のTPOをわきまえるようには努めます。基本は着心地や使い心地が最優先です。確かに服は初対面の人が受ける印象を左右したりしますので、そういう意味では「見た目」という面で一定の価値があるのかもしれませんが、それ以上の価値は感じません。むしろそこにお金と時間をかけるくらいならジムで運動をしたり、興味のあることを勉強するなどの投資に充てた方が価値があるように感じます。小学生の時は全部兄や近所の子のお古を来て、中高は基本休日も部活あったので制服でほぼ終了、大学は体育会で普段は学生服でしたので最高でした。ほぼジャージorスウェットor学生服の3ジャンルの服で4年間を過ごすことができました。今でも服に対するモチベーションは低く、服は着れなくなったら買うというのが自分の性格です。5年ほど前に買ったズボンのポケットは何度も穴が空いて縫い直している状態です。

さて、そのような自分が最も削減したい「固定費的費用」は散髪代です。私は生まれた時から天然パーマのため、正直どのように髪を切ってもあまり髪型が変わりません。毛髪が多いので放っておくとミスターサタンみたいな頭になるので、お手入れは残念ながら必要。一定のインターバルで伸びるので私はこれを「固定費的費用」として捉えています。

バルセロナにきてから、安い値段で散髪できる床屋さんに行ったり嫁に家で切ってもらって(ありがたや)いました。地元の床屋さんですと11ー17ユーロくらいが相場でしょうか。しかしですね。な、なんとこの度6ユーロ の床屋を見つけて行ってきました。

 

どんなものだったか箇条書きで記録します。

 

・15分で全ての工程が終了(効率がいいのか?)

・シャワーは髪を洗うのでなく、濡らすための工程(水をぶっかけて終了。あまりちゃんと拭かないので水がボタボタ)

・カットが左右非対称(さすがピカソの国)

・口呼吸がとにかく当たる(そんなに臭くなくて良かったです)

・剃り込みを入れるかどうか聞かれる

・髪型をアーティスティックにしたいかどうか聞かれる(さすがカタルーニャはダリの地元)

・何も言わないと頭のトップがモサモサで横を刈り上げされそうになる (こちらは髪をスキばさみですくということはほぼない。また、スペインの男性はトップがもっこりしている人が多い。)

・しょうがないので刈り上げしないでハサミでやってちょと言う

・それでも「カミソリ扱うの得意だから」とカミソリを使うぞと言われる

・結果、、もみあげが極端に短くなる (しかも左右非対称のピカソスタイル)

・耳の周りをカミソリで、、、あたっっ  耳切れる・・・

・よくわからない粉を「大丈夫大丈夫」と言いつつふりかけてくる (よくうちに修理にくる人もこんなのりなんだよなあ)

・料金は6ユーロ

・切った髪の毛は取れず、帰り道歩きながらとるスタイル

・これまでもみあげから顎にかけてひげがつながっていたのに、なぜかもみあげ部分だけがなくなるという斬新な展開・・・

 

周りの客はほぼ小学生でした。笑

今日は電車で地元の小学生のもみあげをチェックしましたが、確かに日本と比べて短めですね!笑

なかなかできない体験ができました。よく考えたら20年以上前も我が家はドイツの地元の床屋さんに行って、家に帰ってからよく髪の毛をとっていました。だからそういう意味では近い経験はしていたのですが、それにしてもこのタイミングで経験できるとは。