小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

ターム1終了 クラスの外での振り返り

一番新鮮なターム1が終了して、クラス以外の部分で気が付いたことをまとめます。

・人に恵まれている
世界中のビジネススクールの中でも「協調性」を徹底的に強調している学校は数校しか見たことありませんが、私のいる学校も「強調性」をテーマにした学校です。

多様性を含めて、学校の文化に共感して集まったメンバーなので、全体的にオープンな心を持った人が多いです。人間関係についての悩みもなく楽しく学校生活を送っています。

 

・本当に凄い人は、人に優しく自分に厳しい

クラスでも有数の実力者が揃ったスタディグループで経験したことですが、本当に凄い人は、人に優しく自分に厳しいということです。人が困っていることや悩んでいることがあると非常に敏感に感じ取ります。必要な助けの手を差し伸べてくれるのです。一方で、自分自身には厳しく、課題も最後の詰めも手を緩めることなく取り組み、少しでも時間があけば運動をして自分を鍛えることを忘れません。こうしていると「世の中のなんちゃって意識高い系の人」と「本当に意識高い人」の差はここにあるんだなと思い知らされます。もっとも、これに当てはまるのは本当に一握りの優秀な人になるので、これに当てはまらない人も沢山います。

 

・弱みを見せる事の大切さ
できないこと、知らないことはきちんと伝えること。学校が多様性のある環境なので誰かしらできないことをバックアップしてくれる仲間がいます。果たしてこれは実社会でどれだけ当てはまることなのかはわかりませんが、大切なことであると感じました。弱みを見せようとせずに威張るリーダーは社会に出ると必ずいるものですが、これはこれで大事な機会を失っているのではないか、と思うようになりました。

 

・弱みを知った上でリーダーシップをとること

クラブの代表として幹部たちと議論・活動をする上で、自分のこれまでのプロジェクトの進め方を見直すことになりました。これまでは自分がいろんな人の仕事に関わってなんでも情報を自分が持ち、全体像を把握しながら色々と口を出すことをしてきました。しかし、今のクラブのメンバーの方が英語の面でも、クラブのテーマへのバックグラウンドの面でも到底及びません。基本的に幹部のメンバーは自分に与えられて責務に対して責任と主体性を持って取り組んでいます。当然これまでのようなマイクロマネジメント寄りなスタイルではなく、新しいリーダーシップの取り方に自分自身をシフトさせる必要があります。楽しくいい経験ができるので、引き続きクラブ活動は頑張ります。(当然、ここまで能力と主体性があるメンバーが揃う社会もなかなかないのかもしれませんが)

 

・日本文化の強み

学生時代に日本文化、特に食文化のパワーを感じて伝統的な食品メーカーに入りました。今改めて日本の文化の独自性やパワーを感じています。日本人の同級生と一緒に、1月から約半年で日本語や日本文化を定期的に教えたり発信する予定です。楽しんで自分の中でも新しい日本を発見したいと思います。

 

冬休みは2回旅行に行きます。すでに1回行って帰ってきました。2回目が終わってからまたこちらに記載したいと思います。