百聞は一見にしかず(南アフリカ)
今週は南アフリカ・ケープタウンのビジネススクールで授業を受けつつ、いろんな企業や社会的問題の現場になっている所に実際に訪問しています。
思ったのは百聞は一見にしかずという事。
クラスメイトに2人南アフリカ人がいて、彼らから受けている印象や彼らから聞いていた話のイメージを抱いてケープタウンに入りましたが、個人的には思った以上にアパルトヘイトの爪痕が深く残っていることに目がいっています。
ケープタウン郊外には、アパルトヘイト政策により黒人が住める区画が定められて、そのまま政策廃止後も続いているタウンシップという区域が数多くあり、そのうちの1つに実際に行きました。
実際に現地の民家2軒にお邪魔し、生活について色々と話を伺いました。また、地域のためにその地区で菜園をしている方の畑にもお邪魔し、「もっとこうしたら良くなるのに」と思いつつも現地の方々の諦めに近い雰囲気を感じ(おそらく自分達の地区以外の事をあまり知らないためか)複雑な感情を抱きました。
流石にビジネススクールのカリキュラムの一環なのであまりにもひどい地区には行かないのか、思ったよりもインフラ・ライフラインはしっかりしていて、思い描いていた「タウンシップ」のイメージとはやや異なりましたが、この国が抱えるチャレンジを目の当たりにしました。
暗い話ばかりだとあれなので、一ついい思い出になってお話を。
テーブルマウンテンという山に空いた時間で登りました。1時間半(ゆっくり登ると2時間ぐらい)の急な山(そり立つ崖を縫うように走る岩の階段を登るイメージの道)をのぼりました。とてつもなく暑くて汗が吹き出ましたが、山頂はかなり涼しく、景色も綺麗でした。(当然その後のご飯も美味しい)
明日は朝からワイナリーを訪問します。まさか飲めたりしないよなあ。