小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

結婚1周年とSant Jordiの日

MBA留学の直前に結婚式をやり、はや1年が経過しました。

 

この1年間は退職や引越がありましたし、それ以外にもいろんなことがありました。妻にとっては酸いも甘いも凝縮された1年だったのではないかなと思います。新しい服を買うお金がなくだんだんと持っている服が夫婦揃ってヨレヨレになり、10ユーロするものは2人で相談してメリット・デメリットを考えた上で買うようにしていて、遠出するときはスーパーで買ったナッツで空腹に耐え、旅行先ではスーパーで買った格安のパンを毎日一切れずつ食べて外食の回数を減らしています。自分がビジネススクールの仲間とネットワーキングに外食しても、節約のために妻は参加しなかったりと申し訳ない限り。スペイン語の教室でできた友達と仲良くなってスペイン語で普通にやりとりしていたり、破れた服を修復するための布を買いに行った蚤の市でも値切り交渉をスペイン語でやる妻が頼もしいです。新婚でバルセロナで生活、というとすごくおしゃれなイメージを日本では持たれがちですが、そんな感じは微塵もなく、完全にサバイバルです。そんな貧乏生活でも全くネガティブにならず、自分のことをよく理解してくれている妻に感謝です。

 

今日花を買いに行ったところ、祝日にも関わらず花屋さんはたくさんの人でごった返していました。明日(4月23日)は、カタルーニャではSant Jordiの日らしく、男性が女性にバラを贈る日らしいです。この習慣は伝説にちなんでいるそうです。なんでも昔恐ろしいドラゴンがいて、毎日1人女性が生贄にされていて、その状況を救ったのがSant Jordiとのこと。彼がドラゴンを倒した時にドラゴンから血が出て、そこから赤いバラが咲いたそうです。当然カタルーニャの伝統なので、バラの周りの装飾はカタルーニャの旗の色をしています。今日はそれを買いました。結構地元の人の視線を感じましたが。笑

 

来年の今頃は日本にいるんでしょうか。MBA2年目はなるべく地元コミュニティに入っていきたいです。