小さな日本人の人生旅行記(ESADE MBA編)

英語が苦手だったごく平凡なサラリーマンが世界に出ていく体験を綴ります。

バルセロナでJAPAN・アジアの底力を知る!?

12月1日(土)はガストロフェストでした。

フード部門、パフォーマンス部門でそれぞれの国が競い合うというお祭りです。

各国の料理や酒が並び、当日は各国から来た同級生達から現地の食文化について話を聞きながらまわっていました。

 

フード部門ではアジアの混合チームが優勝でした。(インドネシア・フィリピン・韓国)日本は2位でした。

パフォーマンス部門では日本は優勝でした。僕はイントロダクションと途中だけの参加でしたが、フードも含めて準備は真剣そのもの、なんとかタイトルを取れてよかったです。

 

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フラッグパフォーマンス

 

51カ国から来た学生がいる環境に毎日いると結構感覚は麻痺しますが、このイベントでは改めて多様性を感じました。

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日本ブースにて

このイベントは多様性を楽しむのはもちろんですが、改めて国民性の違い・日本&アジアの力を感じました。

 

日本チームは10月(1ヶ月以上前)から役割分担を決め、3週間ほど前から入念に準備、ダンスパフォーマンスは約25時間の練習をしました。直前にも柔軟に空いている人が買い出しや備品の作成をカバーして対応するという日本ならではの助け合いを感じました。

私は学校のドイツ人コミュニティにも入っているのでドイツチームの内情を見ていたのですが、参加者はイベント5日程前に決定。料理内容は2日前に決まる感じでした。しかも人によってやりたいことが違くてバラバラな物を持って来て、小さなブースにたくさんの食べ物が並んでいました。彼らの場合「ショットばかりのブースが並ぶ中ビールを並べている」という点ではいいポジションを確立していたとは思いますが・・・。

団結力の強そうなインド人ですら最初のミーティングは2日前でした、南米のとある国のチームは前日の授業の合間にやる内容を話している状態でした。アメリカはやる内容に共感するかどうかで当日のブースに参加するかどうかが別れてしまうという状態だったようです。

このお祭りを通じて他の国の学生には日本人の様子が結構伝わったと思います。また、バルセロナに住んでみて改めてアジアの料理は美味しいと感じるようになりました。確かにバルセロナの料理はよく言われるように美味しいのですが、基本的には野菜とトマトとオリーブオイルと生ハムです。よくてトルティーリャとかパエリア、スープやステーキ。何が言いたいかというと、あくまで「素材ありき」の料理が多いということ。ですので、家で自炊しても外食しても正直クオリティーには大きく差が出ません。笑)どうしても「料理人の腕に左右される(外食としての価値がある)外食」ということで中国・韓国・日本などのアジア料理屋さんによくみんなが行くのは頷けます。

改めてアジアの良さを認識したのが、今回のお祭りの学びでした。